2023年08月03日 第4回ウクライナ避難民支援活動1日目
本日活動初日はウクライナ組とポーランド組に分かれて活動を行いました。
まずウクライナ組は8時にポーランド・ワルシャワを出発して、ウクライナ・ジトーミルに向かいました。
ポーランドからウクライナへ渡る国境を越えるのに、3時間以上、時には8時間かかると言われていた国境をチェルノブイリ・ホステージ基金のドンチェバさんの交渉術で2時間かからないくらいの異例の早さで超えて、予定よりも早くジトーミル市に着くことができました。本当ドンチェバさんには感謝です。ウクライナ組3名は無事にウクライナ入りを果たしました。
本日ポーランド組はモドリンスカ人道センター(避難民受入施設)にて34名に15分の温熱瀬術を行いました。
こちらの施設にいる避難民は1ヶ月前までは1,200人ほどと伺っていましたが、夏休みに入って人々が動き出したようで、800人ほどまで減っていました。
確かに昨年10月と今年3月に来た時よりもひと気が少なく、とても閑散とした様子でした。
それでもCheFuKoがまた来ましたとのアナウンスを館内放送で流してもらうとすぐに人が集まってきて、予約シートが午前中いっぱいになりました。午後はいっぱいになる時間帯もあれば、まばらになるときもあるといった様子でした。
今日、大久保が施術した23歳男性(ジェニア君)にお話を伺ったところ、21歳の頃、ロシアによる軍事侵攻により住んでいた場所がロシアにより占領され、ロシア経由で1人でポーランドまで逃げてきたそうです。両親ともにウクライナに残っていて、ポーランドに来てから2年間1度も両親に会えていないとのことでした。
ウクライナに戻ったら、ウクライナの法律によりもうポーランドに戻ることができないため、ロシア侵攻が終わるまでポーランドに残り、終わり次第ウクライナに戻りたいと言っていました。
彼はモドリンスカ人道センターの受付でアルバイトをして、ポーランド語はポーランドに来て2年間で話せるようになったそうです。
今はこのセンターには住まず外で約7万円の部屋を借りて1人で暮らしているとのことでした。他のアルバイトもしていて、ウクライナの子供達へのサッカー教室をしているとのことです。
ロシアによる軍事侵攻が開始されたとき、両親と離れて暮らしていたようで、暮らしていた場所がすぐロシアに占領されたため彼の意思で彼1人で逃げてくるしかなかったと話してくれました。
ロシア軍事侵攻によって両親と強制的に離ればなれになり会うこともできなくなってしまったジェニア君、、、ロシアによる軍事侵攻が終わるまでポーランドに残ると決意しているようでした。いち早く彼のためにもロシアには軍事侵攻をやめてもらいたいと改めて感じたジェニア君との会話でした。