2023年08月06日 第4回ウクライナ避難民支援活動4日目
活動4日目はモドリンスカ人道センターではなく、ワルシャワにある慈善団体フマノシュの施設を訪問して、そちらに滞在するウクライナ避難民4名とベラルーシ政治難民6名に温熱施術を30分ずつ行ってきました。
またウクライナ避難民4名とベラルーシ政治難民1名(施設管理者の1人アレクセイさん)にインタビューをしてきました。
温熱施術を受けた皆さん全員が笑顔になり喜んでもらえました。ウクライナ人の15歳の男の子は「この機器(温熱器)いくらするの!?僕もこの機器(温熱器)を使えるようになりたい」と言って、将来リハビリの先生になるんだと夢を語ってくれました。ベラルーシの女性は「私の夢は日本人に会うことだったの!こんな素晴らしい温熱マッサージをしてくれる日本人に会えるなんて思ってもいなかったわ!本当に光栄です。夢が叶った!ありがとうございます」と涙が出るほど喜んでくれて、みんなにハグをしてくれました
ウクライナ、ベラルーシ、国レベルでは敵対関係であっても、1人の人間としてはベラルーシ人でもウクライナを助け支援する人が多くいるということを知りました。
ロシア人だから、○○人だからと言って一概に○○というわけではなく、1人の人間としてどういう人物なのかを私自身もしっかりと個として見て判断することが大切なことだなぁと感じました。
アレクセイさんは、フマノシュの施設ではモドリンスカ人道センターのような大型施設では受入が難しいような病気を持っている人や産まれたばかりの赤ん坊と母親といった特別な支援が必要な人たちを特に受け入れていると言っていました。
ウクライナ避難民へのインタビューでは、まさにこの施設に引っ越しを決めた母と子(15歳男の子)、70代男性、20代女性(8ヶ月の子持ち)にお話を聞いています。インタビューの詳しい内容については、別の形でご報告できればと思います。
最後に、フマノシュに支援金500ユーロをウクライナ子ども救済基金よりお渡しさせていただきました。ご寄付くださった皆様ありがとうございます。
オブルチを現地12時過ぎに出発して今23時になってもまだ国境越えで足止めをくらっている状態と連絡が入っています。前回ドンチェバさんが日本人をワルシャワに連れて帰る際、国境越えに15時間かかったと聞いています。それよりは早く抜けられるとは思いますが、まだ連絡がありません。無事の帰還をポーランドで待っています。
ウクライナ組のウクライナ現地での活動については、後日改めてご報告するとともに、9月13日(水)の報告会で詳細について、ウクライナ入りを果たした3名よりご報告させていただきます。ぜひウクライナ入りした3名の話をライブで聞きに来ていただければと思います。
では、活動後半戦5日目、ウクライナ組と合流し、みんなで頑張ってまいります!