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3.11
2024年3月11日

東日本大震災から13年 亡くなれた方々に哀悼の意を表するとともに、ご遺族の皆様、また被災された皆様にお悔やみを申し上げます。

 

CheFuKoでは2023年度も継続して福島支援活動を行いました。この場をお借りしご報告をさせていただきます。

まず拠点とさせていただいているのはNPO花見山を守る会です。

こちらは地元の花木で生活を営む農家さんたちを守っていくこと、また、花見山周辺の方々に貢献することを目的として平成17年4月より、活動している団体です。

こちらを拠点とさせていただき、今年度も1か月に1度の福島活動を継続して行うことができました。

代表を務めていらっしゃる高橋真一様(↓写真左下)は、

2011年の東日本大震災時、その翌日から1000ℓのタンクを軽トラックに積み、被災した方に水を配りに行かれました。

またその後5日目以降からは石油、ガソリン、支援物資の提供などを行いました。

その支援活動をきっかけに、被災した方や、震災孤児の支援を継続して続けていらっしゃいます。

私たちも高橋代表のもと大切な福島の観光名所である花見山の整備の活動を手伝わせていただきました。

 

また、

おだか千本桜プロジェクトのお手伝いを継続して行わせていただきました。

小高千本桜プロジェクトは、南相馬市の小高区という場所から始まりました。

この場所は、東日本大震災により、津波の被害が大きく出た場所です。さらに、福島第一原発事故の影響により長期に渡る避難生活を余儀なくされました。

経験したことのない精神的なストレスは小高の人々に大きな影響を与え、

以前は知り合いと会えば当たり前に挨拶を交わしていた小高の人たちは

震災以降は顔を合わせても挨拶すらできなくなってしまったそうです、、。

そんな状況に心を痛めた代表の佐藤宏光さん(↓写真下中央)

は、「もう一度小高に笑顔を取り戻したい」「小高を少しでも良い町にしたい」と趣味の釣り仲間と立ち上げたのが、この千本桜プロジェクトです。

プロジェクトは現在8年目となり、現在1200本もの桜が植えられました。

 

植えられた桜はまだまだ小さな桜ですが、「いつか小高が東北一の桜の名所になれば」と願って、佐藤さんは植樹した場所の整備の活動を続けていらっしゃいます。

我々も微力ながら、月に一度佐藤さんの元を訪れ、草刈りや、整備のお手伝いをさせていただきました。

昨今の猛暑の影響で夏の草刈りは本当に暑くて大変です!!

ボランティアで参加してくれた学生たちが汗だくになりながらよく頑張ってくれました!!↑

夏は草が伸びるのが早く、頑張って草刈りをしても1か月後に行った時には「あれ、先月草刈ったよね?」と思うほど元の状態に戻っているのですが、、。(笑)

そんな中「いたちごっこだぁ~!!」と言いながら毎日黙々と草刈りをしている佐藤さんには本当に頭が下がる思いです。

 

反対に冬は草の伸びがゆっくりなので、ベンチ作りや、土壌整備、桜の追肥作業などを行いました。

2月末に行った際には、小さな桜が芽をつけているのを見ることができました。

10年この活動を続けていらっしゃる佐藤さん、先週お会いした際には、

「周りに手伝ってくれる人も少なく、行政もなかなか動いてくれない、、」と嘆いていました。

微力ながら引き続きCheFuKoとしてできる支援を続けて参りたいと思います。

 

最後に、CheFuKoのメインの活動であります、温熱施術の支援も福島で継続して行って参りました。

温熱施術は、福島市にある北沢又大和田集会所、南相馬市にある浦尻公会堂の主に2か所で活動を行いました。

まず、北沢又大和田集会所は、福島市の復興支援団地の中にある集会所です。

福島第一原発事故の影響により家に帰れなくなってしまった主に浪江、小高の方がこちらの集会所の周辺の団地で暮らしています。

その方達に継続して温熱施術を行いました。

2023年度は延べ172名の方に施術を提供することができました。

 

また、浦尻公会堂は、南相馬市北沢又という場所で、海辺近くにあります。

そのため、3.11では80戸近くの家が津波で流され、21名の方が命を落とされた場所です。

またその後の原発事故の影響で5年3ヶ月もの長い間、この付近では人が住めなくなってしまった地域もあったそうです。

この場所は何度も温熱施術をさせていただけないかアプローチをし、念願かない、昨年度の4月より始めることができた場所です。

先月の2月で計10回継続して支援を行うことができました。

どちらの場所もなかなか外に出る機会が少なく家に引きこもりがちになってしまう方が増えている中、温熱施術の時間を通して、

みんなで集まって笑い合える時間が何よりの幸せです!と嬉しいお声を頂いています。

また通い続ける中で、

「実は津波で息子さんのお嫁さんと、孫を失くしたんだ」

と10年がたちやっと人に話せるようになったというお話を打ち明けてくださることもありました。

いつも明るく接して下さる皆様ですが、震災時辛い経験をされた方がほとんどです。

今後も少しでも元気づけられるよう支援を続けて参りたいと思います。

 

2024.3.11

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