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~第4段!令和6年能登半島地震活動報告~
2024年3月26日

3月20日~22日の3日間では第4弾として、
CheFuKo職員3名、学生ボランティア3名、鍼灸師ボランティア2名の総勢8名で

 
2週間前と同じ白山市の松任総合運動公園内で避難所となっている体育館での温熱施術、

また、輪島市でキリコの作業場の片付け、お米屋さんの倉庫の片付け

の2班に分かれ石川支援活動を行ってきました。

 

 

温熱組、白山市の体育館は前回輪島市の孤立集落の方々75名の方がいましたが、現在は少し人数が減り72名の方が継続して避難生活を続けているそうです。

少しずつ水道や電気が開通した部落もでてきていて完全に戻れるようになった人も出てきたそうです。

しかし、本当に山の奥の部落の方達は道路の復旧にまだ時間がかかるため、電気も通らず(道ができてからでないと電柱を立てられないからだそうです)

帰れる目途は全く立たず、もどかしい思いをしている方も多くいます。

時間が進み、それぞれに復旧してきた人、目途が立たない人、家に帰れる人、帰れない人、

お一人おひとり状況が異なる中、皆様複雑な思いをされている様子が伺えました。

それでも、温熱施術中は皆様明るくお話をしてくださり、一緒に大笑いしたり、まったりリラックスしていただいたりと

僅かな時間ではありますが、少しは安らげる時間を提供することができたのではないかな、、そうであってほしいなと思います。

なかなか復旧しない道の様子を見に行くとのことで部落の男性たち様子を見に行っていたり、

自分達で水道の修理の作業に行くと部落の方全員で輪島に帰っていたり

まだ水と電気は通らないけれど、家の片付けをしにいったりと

2週間前より様々な事情で輪島に戻っている人が多かったため、体育館にいる人数は少なかったのですが、

それでも3日間で延べ49名の方に温熱施術を提供することができました。

前回「また来るよ~!」と言ってくれていた通り、リピーターの方がたくさん来て下さり、

2週間ぶりの再会を喜んだり、
また前回出掛けていた方が初めて受けて下さったり、さらに同じ部落の方に「気持ちいいから受けてみな!」と勧めて下さったりと初めての方も沢山受けて下さり嬉しかったです。

 

一刻も早く皆様が日常を取り戻りせますように、、

 

輪島市入り組は午前は輪島塗キリコ材木を改修の必要な作業場から運び出す作業を行いました。

キリコとは、直方体の形をした山車だいしの一種で担ぎ棒が組みつけられているものです。

能登半島では、そのキリコを担ぎ、町内を練りまわる「キリコ祭り」が有名です。

そのキリコに使われる木材を運びだしました!

実はこの日はなんと2℃という気温で雪もちらつく中での作業、

また木材は7メートルほどの長さがあり、2tトラックで運び出すなど、大変な作業でしたが、みんなで力を合わせ、

予想以上にテキパキと作業を遂行することができました。

 

午後は輪島市内中心部にある老舗のお米屋さんの倉庫の片付けを行い、1日で2ヶ所で活動を行い大変感謝され喜んでもらえました。

学生のパワーは凄い!!!

と支援をするたび、感じているところです。

 

 

2ヶ月半以上経った今でも輪島朝市の焼け跡や輪島市中心部の全壊した家々はまだそのままの状態で、
地震の傷跡は変わりません。

現状、まだまだ私たちのようなマンパワーを提供できるボランティア団体が必要で、今回も本当助かったとのことでした。

今後も少しでも何か助けになることがあれば、また支援に行きたいと思います。

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