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ブログ今年1月1日に発生した能登半島地震から、ちょうど7か月となる8月1日と2日、職員2人と学生ボランティア2人の計4人で輪島市での支援活動を行いました。
今回は、これまで何度かお世話になった「輪島塗しおやす漆器工房」で作業場の片付けや周辺の草むしり、展示フロアの清掃などにあたりました。
「月曜日と火曜日だけ避難先の金沢から通っている」という職人の方もいる中、削りだし等を行う作業場は「震災以来手付かず」のままで、積み重ねていた木地が崩れた状態で埃を被っていました。学生ボランティア2人と一緒に、丁寧に木地の埃をふき取ってから、整理して棚に片付け、床を掃除。「見違えるほどスペースが広くなった」と喜んでもらいました。
翌日は工房横にある生活道路沿いの草むしりを行いました。午前中でも30度に迫る炎天下、水分・塩分・休憩をこまめに取りながら、短時間で作業に当たりました。
「伸び放題の雑草が近隣の人の通行のじゃまになっていたので良かった」「(展示フロア床の清掃も)取り切れていなかった細かいガラス片もきれいに掃除してもらい助かった」(塩安常務)などと言ってもらいました。
輪島市の中心部を見ると、朝市辺りには基礎部分を残した状態のところもありました。
しかし街中には倒壊した住宅・建物等が数多く残されたまま。
復旧にあたる作業員や行き来する関係車両の姿は多いものの、
地震発生から7か月が経過してもなお復旧には遠いという印象でした。
どういった活動が可能なのか、引き続き探っていきたいと思います。