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熊本大地震支援活動 6/26-6/29
2016年7月1日

《熊本支援活動 報告》

今回は2回目の支援活動として4日間、熊本に行ってきました。

益城町を震源地とした大地震から2ヶ月。
様々な支援が避難所に入っていますが規模の小さい避難所には支援が行き届いていません。
当団体は支援が行き届いていない益城町の4 箇所の避難所、市内の小学校と公民館
そして前回訪問した宇城市にある日帰り温泉「なごみ温泉 やすらぎの湯」
で温熱施術を被災者の方に施してきました。

 
以下活動内容及び現地の様子です。
 

①市内や益城町の被害状況

少しずつ復興作業が始まっているところもあれば、今なお何も手をつけられない状況の場所もありました。
 

震災直後に市内で撮影した熊本ホテルキャッスルは補修作業が始まっていました。

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5月の様子

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6月の様子

 

熊本城の一部である熊本大神宮はそのままでした。
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益城町の市内は未だに崩れた家が手をつけられない状況でした。
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② 被災者への温熱施術

熊本市内そして益城町、合計7箇所の施設で温熱施術活動を実施してきました。
2つかの施設の様子をご紹介します。
 
・宇城市 なごみ温泉 (熊本市内から1時間のところに位置する)
この施設は日帰り温泉として近隣そして遠方からたくさんの方が利用しています。
震災直後は一時営業を中止しましたが、お風呂が壊れてしまった家庭もあり、
「再開して欲しい」との要望に応えすぐに営業を再スタートしました。
しかしレストランは未だ休業中です。

今回熊本市内や益城町の住んでいる方も温泉を利用していました。

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温熱施術の様子

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地元のスイカ、売店にて。

 

・飯野公民館 避難所

約16名の方がこの公民館で避難されています。
もともと顔見知りの方が多く、とても明るい雰囲気でした。ご高齢の方が多く、
最高年齢は93歳のおばあちゃんでした。ほとんどの方が全壊もしくは半壊の被害に遭い、
高齢の方は自宅の再建を諦め借家を探そうとしています。
「一刻も早くまずは仮設住宅に移りたい」と口にする方もいました。

全壊の被害にあった女性の方の人災直後の様子を聞き、驚きを隠せませんでした。
彼女は旦那様とお母様の3人暮らし。いきなり大きく揺れ、天井が落ちてきたそうです。
柱と柱の小さなスペースに身体を小さくして消防隊が来るのを数時間待ち、無事に救出されました。
3名とも幸い命に別状はなかったのですが、旦那様は柱があたり肺血腫になってしまい
しばらく入院していたそうです。今は回復し、3人で避難所生活をしています。
 

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炊き出しのカレーライスとホットサンドをいただきました。
 
③ 大雨の様子
活動中、連日のように大雨が降っていました。
大雨警報や土砂崩れに警戒の発令が毎日のようにメディアで放送されていました。
 
この大雨で、避難所に生活している方は夜中今まで以上に眠れなくなってしまったそうです。
なぜなら雨が屋根に当たる「ゴー」っという音が地震のように感じるそうです。
精神的にも身体的にも疲労がたまり、皆さん辛い毎日を送っていました。

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氾濫寸前の川

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大雨で窓の外が見えません。
 
4日間の活動を通して避難所での生活が住民にとって、限界であるように感じました。
仮設住宅の建設を待てずに、アパートを借りたという人もいました。

一刻も早く、生活環境が改善されることを願います。

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