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福島支援活動(7月11日~12日)
2017年7月13日

7月の福島支援活動のご報告です。
 
福島も非常に暑く、外にいると汗が止まりませんでした。
支援活動前に少し時間が合ったので、小高区の海沿いに行きました。
 

海風がとても気持ちよかったです。
 
さて、今回のトピックスとしては2つございます。
 
1.復興公営住宅での被災者の体験談
 
4月から支援活動を始めた復興公営住宅では、毎月のように約10名の方が温熱施術を受けに来てくださいます。
今回は、いつも連絡をやりとりしているご夫妻から貴重なお話を伺うことができました。
このご夫妻は、鹿島区にある右田浜出身です。ご自宅は海が見える場所にありました。
そのため家は津波で流されてしまいました。
 
震災当日のお話を聞きました。
「いつもと違う地震の揺れに急いで高台に逃げたから命は助かりました。でも隣人の人は、逃げ遅れてしまいました。なぜなら地震の時は、野菜のハウスに逃げた方が良いと思っていたからです。彼の奥さんと出産のため里帰りしていた娘さんも亡くなりました。もちろんお腹の赤ちゃんも。地震後一年間は、震災のことを思い出すたびに涙が出て話をすることが出来なかったです。でも今はたくさんの人に支えられて、当時のことを話せるようになりました。」とおっしゃっていました。
 

施術前の様子
 
震災から6年が経ちましたが、未だに遺体が見つかってない人もいるそうです。
被災者の方の心の傷の深さを感じました。
 
2.県外に避難をしたお母さんたちのお話
 
福島市内にある「みんなの家@ふくしま」は、昨年の4月からお世話になっています。
この施設は震災当時幼い子どもたちをつれて県外に避難し、数年して県内に戻ってきた家族が利用できるコミュニティースペースです。毎回のようにたくさんのお母さんが温熱施術を受けに来てくださいます。子育てで疲れたお母さんたちの身体はカチンコチンです。
 
今回はスタッフの方から「みんなの家@ふくしま」が2年前に開所した頃のお話を伺いました。
「県外から戻ってきたお母さんたちは、たくさんの悩みを抱えていました。みんなの家に行っていることを周囲に知られたくなく、こっそりと訪問して帰宅する人もいました。『みんなの家に行けば、同じ境遇の仲間に会える。悩みが打ち明けられる。』と思って、たくさんのお母さんが元気になってくれたらいいなと思っています。」とおっしゃっていました。
 

気持ちよく施術を受けるお母さん
 
今回も貴重なお話を伺うことができました。
来月の支援活動はお休みなので、また9月に支援活動の様子をご報告します。
 
おまけ《福島の一コマ》
 
福島市内に向かう道中、ひまわり畑がととてもきれいでした!

 
《実施人数》
1日目 30人(牛越仮設住宅・大甕生涯学習センター・大町東復興公営住宅・西町復興公営住宅)
2日目 30人(みんなの家@ふくしま・花見山を守る会・レインボーハウス)

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