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ウクライナ&福島 子ども交流プログラム②(8月28~30日)
2017年9月8日

8月29日(火)2日目

訪問先:福島県庁、福島市役所、桑折町醸芳小学校、レインボーハウス、
NPO花見山を守る会(ホームステイとBBQ・花火大会)
 
滞在中は行政訪問として福島県庁と福島市役所にお邪魔し子どもたちと意見交換をさせていただきました。子どもたちにとって有益な機会になればと、1か月以上前から準備をしてきましたが、当日早朝にJアラートが鳴るという緊急事態に直面…。ことと次第によっては行政機関の訪問は中止かもしれないと気をもんでいましたが、何とか県にも市にも対応していただけました。
 
県庁を訪問した際は、放射線物質の汚染対策などに取り組む生活環境部の尾形部長と面会しました。尾形部長は訪問団に向けて「今回みなさんが日本に来て文化にふれ理解を深めてくれることがみなさんの良い機会になることを心から願っている」とあいさつしました。また、子どもたちから「日本もウクライナも同じ事故を共有しているから互いのサポートが大切だと思う」という発言があると、尾形部長は「その言葉を聞いて心強く思う」と応じていました。
 

 

 
・尾形県生活環境部長にウクライナの伝統人形を渡す子どもたち(上)
・県職員の皆さんの前でチェルノブイリ原発事故について意見を述べた(下)
 
続いて、伊達郡桑折町にある醸芳小学校にお邪魔しました。
 
子ども同士の交流を図ることを目的に、伊達郡桑折町の醸芳小学校に伺いました。ウクライナの子どもたちは5年生児童と給食を食べ、一緒に日本の伝統的な遊びに興じたり特技を披露したりして親睦を深めました。この日は地元のテレビ局「福島中央テレビ」が取材に来てくださり、翌日の8月30日に放送されました。一人でも多くの方に今回のプログラムを知っていただけたら幸いです。
 
子どもたちは2クラスに分かれて給食を食べました。(メニューは中華スープ、ご飯、揚げ餃子、ナスの炒め物)使い慣れない箸での食事でしたが、小学生から使い方を教わって器用に食べていました。
 

 

 
(↑初めて日本の給食を体験する子どもたち。やはりお箸で食べるのが難しいみたいです)
 
給食後は、体育館に移動して剣玉やコマ、折り紙など各グループに分かれて日本の伝統的な遊びを楽しみました。ウクライナの子どもたちは折り紙で鶴を見事に折り上げていたり、剣玉を数回目で成功させたりして児童たちの関心を集めていた。

 
(↑児童に教わりながら折り鶴に挑戦中)
 
後半はウクライナ中学生それぞれが得意のソーシャルダンス、エアロビクス、和歌の朗読などを披露しました。みんなの迫力溢れる演技に児童は大きな拍手を送りました。
 

 

 
・社交ダンスを披露するタラス(上)

・エアロビクスを踊るヴェロニカ(下)

 

 

夕方からは、毎年クリスマスカードの交換を実施している「レインボーハウス 福島コイノニア」に立ち寄らせていただきました。ウクライナの子どもたちは簡単にパフォーマンスをした後、学童の子どもたちが一生懸命心を込めて描いた絵をプレゼントとしてもらいました。
 

 

 
(↑子どもたちから手作りの絵をプレゼントしてもらいました!)
 
イベント盛りだくさんのこの日、しめくくりはNPO花見山を守る会でのBBQ大会です!

子どもたちにはそれぞれ浴衣を着てもらい、ホストファミリーや大学生らと一緒に記念写真を撮りました。ただ、服の上から浴衣を着てもらったため時季的にもまた、BBQで火の傍にいたこともあり想像以上に暑かった様子…。

BBQではNPOホステージ基金の代表、ドンチェヴァ氏が手作りのボルシチを振舞ってくれました。参加者の中にはボルシチを初めて聞いた人もいたが食べはじめると皆「おいしい」と異国の味に舌鼓を打っていました。その後は夏の風物詩、花火大会とスイカ割りを行いました。花火は大学生やホストファミリーの兄弟と花火に火をつけ合ったり見せ合ったりして楽しそうに交流していたように感じられました。またスイカ割りでは主に子どもと大学生が挑戦。目隠しをし、数回回転した後にスタート。周囲からは「もっと右」「行き過ぎ!」「戻って」などの掛け声が日本語、ウクライナ語、英語が飛び交っていました。
 
一緒に体を動かすことでコミュニケーションが活発になり、小さい子どもたちと一緒に盛り上がる様子を見せていました。

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