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2018年第2回ネパール支援活動
(11月10日ー11月18日)【活動編】
2018年12月10日

  11月10日~11月18日にかけて、ネパールで支援活動を行いました。
今回の活動内容は、①現地の方への温熱施術、②訪問先の学校および施設の子どもたちへの支援物資寄贈、③現地の子どもたちとの交流(レクリエーション)、④クリスマスカード作りでした。
  渡航メンバーはスタッフ3人、ボランティアは2人です。ボランティアにはネパールへの訪問が6回目という歳は最も若いのに大ベテランの方、そしてスタッフの大学時代の同期の方が初めて参加してくださいました。

 

  活動地はカトマンズ郡とカーブレ・パランチョーク郡では飢えた虎を自分の腕の肉を与えて救った王の生まれ変わりがブッダであるという伝説を持つナモ・ブッダ村でした。カトマンズ郡では2カ所の学校と3カ所の施設、ナモ・ブッダ村では公立学校1校を訪問しました。

 

①温熱施術
  前回に引き続き今回も現地の3人の大学生がセラピストの一員として協力してくれました。私たちが現地でさまざまな活動ができるのも彼女たちのお陰です。また、こちらも前回同様簡単なエクササイズのちらしを施術を受けていただく方に配布し、今回は腰の痛みへの対処方法を紹介しました。施術を受ける方の中には腰や肩に慢性的な痛みを抱えている方が多いため、現地の方がちらしの情報を元に普段の生活から自分自身で痛みに対処できるように力になっていきたいと思います。今回は400人以上の方に施術を受けていただき、何人かリピーターの方もいらっしゃいました。「毎月、毎日でもやってほしい」というお言葉をいただけたので、次回も現地の方々に満足していただけるように取り組んでいきます。

 

協力してくれた現地の大学生3人
 
ラクシュミ                                                    ミーナ


アリシャ

 

 

②支援物資寄贈
・ラダクリシュナ・コミュニティセンター(カトマンズ)
    :ノートパソコン1台/クリアファイルケース12枚/クリスマスの絵本1冊
・ライジングロータス(カトマンズ):ノートパソコン1台/クリアファイルケース36枚/クリスマスの絵本1冊
・公立シュリー・ハヌマン学校(ナモ・ブッダ村):鉛筆220本/蛍光マーカー228本
・私立ヒムシーラ学校(カトマンズ):鉛筆156本/蛍光マーカー152本

 

  ネパールは学歴社会であるため子どもたちにとって学校の成績は将来を左右するほど重要なものですが、生活水準が低く、その影響もあり教育環境が整っていない地域が多く存在します。またネパールの学校ではパソコンの授業に力を入れていますが、学校や施設でパソコンが故障しても高価であるため買い替えることができないなど学習環境が十分に整っていません。

 

  これらの支援物資は支援者の方々の寄付金で購入しました。ご支援本当に感謝いたします。

 

 
(左)私立ヒムシーラ学校(カトマンズ):鉛筆を持つ子どもたち
(右)ラダクリシュナ・コミュニティセンター(カトマンズ):寄付したパソコンを操作する施設の子ども

 

 
(左)ライジングロータス(カトマンズ):クリアファイルケースを持つ施設の子ども
(右)ラダクリシュナ・コミュニティセンター:クリスマスの絵本を手渡す様子

 

 

③子どもたちとの交流(レクリエーション)
  今回訪れた学校では、前回好評だったドッジボールを実施しました。初めてドッジボールをプレーする子どもたちはルールをすぐ理解し楽しんで取り組んでいたように思います。一方、ボールの投げ方が両手投げになってしまうなどボールの扱いに慣れていないことから、普段あまり運動する機会がないこと、運動をしたとしても技術的な指導がしっかりされていないことが読み取れました。

 

  また今回は初めての取り組みとして、「里親プロジェクト」の支援先2施設で日本の「新体力テスト」を基に体力テストを実施してみました。子どもたちは自分の測定結果だけでなく、他の子どもたちの結果と比べることで自分の身体能力がどの程度なのかを知ることができたと思います。結果としては、測定に慣れていないということもあるかもしれませんが、日本の子どもたちと比べると全体的に記録が低い結果となりました。しかし項目によっては良い記録を出した子もいます。今回は時間の関係で全ての項目を実施することができなかったので残りの項目は次回行います。今後も測定を続けることで、子どもたちの身体的成長を子どもたち自身、施設関係者が知る機会となり、支援者の方々にも子どもたちの成長過程をお伝えすることができると思います。

 

 
(左)公立シュリー・ハヌマン学校(ナモ・ブッダ村):両手でボールを投げようとする子ども
(右)公立シュリー・ハヌマン学校:ボランティアもドッジボールに参加

 

 
(左)ラダクリシュナ・コミュニティセンター:体力テストの立ち幅跳び
(右)ライジングロータス:体力テストの長座体前屈

 

④クリスマスカード作り
  ネパール、ウクライナ、福島の3地域で行っているクリスマスカード交換プログラムのために、3カ所の施設の子どもたちにクリスマスカードを作ってもらいました。
  今回は子どもたちにクリスマスカードを作成してもらう前にクリスマスに関する簡単な絵本の読み聞かせを行いました。ヒンドゥー教徒が多いネパールにはクリスマスに対する馴染みが薄く、前々からクリスマスカードを描いてもらっても家や建物の絵等を描いている子どもが多かったため、クリスマスがイメージしやすくなる目的で行いましたが、今回あらかじめクリスマスの歴史やシンボルを教えることで共通の「クリスマス」を認識するきっかけになったと思います。
  子どもたちはサンタクロースやトナカイ、プレゼントなど絵本に登場するたくさんのクリスマスシンボルを鮮やかな色使いで上手に描き上げていました。
子どもたちが作ってくれたカードはウクライナと福島の子どもたちに届けます。それぞれの地域の子どもたちの手元にカードが届くのが楽しみです。

 

 
(左)ラダクリシュナ:読み聞かせの様子
(右)公立シュリー・ハヌマン学校:絵本を参考に絵を描く子ども

 

 
(左)ライジングロータス:真剣にカードを作る子どもたち
(右)ラダクリシュナ:それぞれ作ったカードを持つ子どもたち

 


ライジングロータス:それぞれがイメージするクリスマスを表現できました

 

 

各活動日毎の様子は団体のFacebookをご覧ください!
https://www.facebook.com/CheFuKo/?ref=aymt_homepage_panel&eid=ARDB9bK8LIzj5BmYEa-FlBZveuGPvM9kprr-UyRj2HNXKEjtLZJhQvUw0Wqk9h4k3C3-eFnWb8dy_hIo 

 

次回のネパール支援活動は2019年4月を予定しています。

 

取材編 ⇒ https://bit.ly/2rt7Je4

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