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ブログ〈取材〉
コロドゥンデビ学校
2017年4月、2018年4月と今回で3回目の訪問となるコロドゥンデビ学校。2015年の大地震の被害を受けた学校の1つですが、訪問するたびに校舎の復旧が進んでいるのがわかります。
2017年4月
2018年4月
2019年4月
校長先生にお話を聞いたところ、首都から離れたこのような地方の学校でもパソコンのネットを介した授業を行うことで、レベルの高い教育を子どもたちに与えることができるそうです。そのため、パソコン自体も生徒数に見合った台数が必要です。また、ネパールで活躍できる職業としてエンジニアがあります。Officeを扱えるだけでも社会に出てから仕事に就ける確率も上がります。そのような理由から、この学校ではパソコンの授業に力を入れようとしています。
今回、Office搭載のノートPCを1台寄付させていただきましたが、今後もパソコン、周辺器機、ソフトなどで教育支援ができればと考えています。
パソコンルーム(上) 寄付したパソコンを操作する先生(下)
ラタンコト村
ラタンコト村は支援活動を行ったコロドゥンデビ学校から車で約10分の場所にあります。2015年のネパール大地震で大きな被害を受け、昨年の取材の際は修復できていない家や、トタン屋根など簡易的な材料で建てられた家に住む人々が多くいました。
昨年は補助金を全額受け取っていない家庭がほとんどでしたが、今回取材をした家庭は全て予定していた補助金を全額受け取っていました。しかし、その補助金だけではどの家庭も建築材料を全てまかなえていません。そのため借金をしたり社会人となった息子や娘、親戚からお金を借りるなどして材料を工面し、自分たちの力で家を建てている人もいました。農業やレンガ運びなどの日雇いの仕事の収入で借金を返しているそうです。
2018年4月(左) 2019年4月(右)
室内の様子
2018年4月(左) 2019年4月 レンガが積まれていた場所に台所ができました(右)
台所の様子
2018年4月(左) 2019年4月(右)
2018年4月(左) 2019年4月(右)
2018年4月(左) 2019年4月(右)
2019年4月 2階部分。3階も作る予定だそうです
〈子どもたちの生活に密着〉
今回の訪問施設の1つである、ラダクリシュナ コミュニティセンターに1泊し、子どもたちの施設での生活や学校生活に密着しました。
夕食は19時半頃(左) 夕食後、翌日の学校の準備。教科書を見せてくれました(右)
21時頃就寝
翌日早朝5時頃、子どもたちは起床後すぐに約1時間お祈りをします。普段はやんちゃなミラン(8歳、左の写真中央)も静かに集中してお祈りをしていました。
自分たちで布団を片付けます(左) 朝食は9時頃(右)
9時半頃施設を出発し、歩いて15分ほどで学校に到着です
撮影に協力してくれたディペンドラ(右の写真)。施設を卒業したばかりです。
10時から朝礼が始まり、その後授業が始まります(左の写真右奥にクリシュナとティラク)。
ミラン(中央)
子どもたちが通う学校”Joseph High School”はスポーツにも力を入れている文武両道を重んじる私立学校です。施設の子どもたちは数年前から支援者の皆さまの寄付金により、レベルの高い私立学校に転入することができました。校長先生の話によると、転入当初は勉強についていくのが難しい子もいたようですが、少しずつ力を身につけていったそうです。
学校の生徒たちが様々なスポーツ大会で獲得したたくさんのトロフィー
施設の子どもたち。左からミラン、ティラク、クリシュナ、ディリップ
今回子どもたちと1日過ごしてみましたが、寄付金による支援だけでなく、子どもたちの学習意欲や学習環境を改善できるような支援も必要だと感じました。今後の支援の仕方を考える良い機会になりました。