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福島支援活動の報告です。
台風の翌日、すっきりしない空模様の中出発しました。
道中何度かゲリラ豪雨にあいましたが、無事に南相馬市に到着しました。
いつもお世話になっている方々のお手製料理をいただき、複数の活動先に別れました。
初日に活動した「寺内塚合第一仮設住宅」での活動報告です。
ここには震災当初170名弱の被災者が生活していましたが、今では半数以下に減りました。来年の3月にはこの場が閉鎖されます。それぞれがこれからの生活基盤を準備し始めています。新居を建てる人もいます。しかし独り身の高齢者は今後行き場がなく、不安な毎日を過ごしているそうです。娘や息子夫婦と同居する話もあるようですが、住み慣れた故郷を離れたくないというのが本音です。
閑散とした仮設住宅
福島市内に向かう途中の夕焼けがとても綺麗でした。
2日目は、福島市で活動をしました。
みんなの家@ふくしまは、今月も賑やかでした。
夏休みを利用して、幼稚園児、小学生そして中学生のお子さんもお母さんと一緒に施術を受けてくれました。
子どもたちの感想です。
施術したあるお母様のお話がとても印象的でした。
震災直後から山形に家族で避難し、今年の4月に上のお子さんが高校に進学するため福島に戻ってきたようです。
子どもたちのために良かれと思って地元に戻ってきたのですが、下のお子さん(小学5年生)は外で遊ぶ時間が減ってしまったそうです。「今まで仲良くしていたお友達もいなく、急な環境の変化に慣れるまでもう少し時間がかかりますよね」とお母様は心配そうにおっしゃっていました。この子が早く新しい環境に慣れ、福島の生活が楽しくなるよう願ってます。
毎月福島に足を運ぶたびに被災者の方から貴重なお話を伺うことができます。
これからも情報発信していきたいと思います。
【活動実績】
今月は下記施設を訪問させていただきました。
1日目=南相馬市:寺内仮設住宅・南相馬市生涯学習センター・牛越仮設住宅 合計30名
2日目=福島市:花見山を守る会・こひつじ教育支援センター・みんなの家@福島 合計37名(うち子ども5名)
今月も大勢の方にお世話になりました!
本当にありがとうございました。