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月日が経つのは早いもので、私たちが福島へ足を運び始めてちょうど1年が経ちました。
この1年間、大事に至ることもなく活動を続けさせていただいております。
これもひとえに皆様の温かいご支援の賜物と深く感謝申し上げます。
それでは、活動開始から1年となった5月の報告をさせていただきます。
今回は5月20日と21日の2日間。
1日目の南相馬では、美容室わたなべと、3月に一度伺った牛越第2仮設集会所での施術ボランティアでした。
牛越第2仮設集会所では前回の社協さんの定期サロンと違い、初めて自主サロンという形で事前に告知をして温熱軍団のみでの開催となりました。温熱師3人で11人の方に対して、ひとりあたり40分でじっくりと施術をさせていただきました。
半数は今回が初めての方でした。
温熱をさせて頂く中で前回も皆さんと話題になったのが「仮設に移って運動不足になった」という話でした。
田舎の場合、ひとり暮らしでも一戸建てに住んでいる場合が多いので、4畳半の仮設住宅に移ると極端に運動不足となり、そのために身体のあちこちに症状があらわれているのが現状です。
万歩計を携帯し、毎日意識的に歩いている方も中にはいらしゃるのですが、なかなか継続できなかったり、それほどたくさん歩けなかったり、などの声がありました。
温熱師の佐藤さんが股関節を柔らかくする「お尻歩き」を教えると、皆さんで一緒に練習がはじまり、「定期的にここで体操できたらいいね」という話も出ていました。
実は3月に初めてこちらを訪ねたすぐ後、「南相馬の仮設で初とみられる孤独死の死亡者が出た」、というニュースが報道され気になっていました。
私たちは被災地での温熱を施術を通して、直に被災者の皆様の疲れを感じとっています。
3年経った今、被災者には適度な運動による自主的な健康管理が必要になってきていると思います。
2日目は福島にて、NPO花見山を守る会と、こひつじ幼稚園の2ヶ所で活動させていただきました。
こひつじ幼稚園も3月に初めて訪ねた場所ですが、前回に比べると職員の皆さんは元気に子供たちの面倒を見ていらっしゃいました。
園長先生にも「前回施術していただいてほんとに助かりました」とおっしゃっていただき、ありがたい限りです。
私たちが午後にこちらへ到着した時、ちょうど園児達の歯科検診の時間だったため、それが終わると園長先生の強い勧めで歯科医の方にも施術を受けていただきました。
また、しばらくすると温熱に興味を持った子も2人近寄ってきて、温熱を気持ちよさそうに受けてくれました。
子供たちは身体に良いことは感覚的にわかるのでしょうか。
2日目はあいにくの雨だったのですが、朝は雨が小降りだったため、山班は久しぶりに刈払器による草刈をしました。この時期のために冬に刈払器の講習も受けました。開始1時間ちょっとで雨が強くなり、やむなく中止になりましたが、宿舎前の土手部分をきれいに刈り取ることができました。花見山ではこれから本格的に草との闘いが始まります。
今回も無事に活動を終え、東京へ帰ってこれました。
皆様、いつもありがとうございます。
次回の温熱軍団は6/24~25です。